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気象の観測は、気象庁地上気象観測指針によると、露場と呼ばれる建物などの日陰にならないような平坦な場所で行なうとされています。
Q1.露場の大きさは?

地上気象観測指針によると、測器を効率的にかつ集中して配置するために屋外に設けられた地域で、一辺の長さが20m以上で、約600u以上のできるだけ広い場所とされています。この他、隣接する建造物からの距離など細かな条件が定められています。

しかし、都市化による建物の密集や建造物の高層化によって、このような場所の確保が難しくなっています。

Q2.一般の者が行なう観測場所の選定?

一般の者が行なう気象の観測は、風の観測や温度、湿度の観測など必要に応じた一つないしは二つの気象現象の観測を行なう場合が多いようです。

従ってこのような露場を考える必要ありませんが、基本的に建造物の影響の少ない、開けた場所を選定する必要があります。

Q3.温度計、湿度計の設置場所の選定?
地上気象観測指針で、温度・湿度の観測は百葉箱の設置高と合わせて、約1.5mと定められています。また、建造物や地面からの熱的反射等の影響の少ない場所で、電源の配線や工事の容易さなどを加味して選定します。
Q4.雨量計の設置場所の選定?
降水の捕捉を効率よく行なうために、建造物の影響や急な坂の途中などを避けて選定します。また、雨量計の受水高が地上より約50cmの高さになるように設置します。
Q5.風速計、風向計の設置場所の選定?

地上気象観測指針では、平らな開けた場所に、高さ10mの独立した塔または支柱を立て設置するように決められています。

今日、この条件を満たして設置することが難しくなってきており、一般的な設置方法としては、できる限り建造物の影響が少ない場所を選び、3〜5m高のポールに設置しています。また、建物の屋上に設置する場合も増えています。この場合、建物による乱れの影響を少なくするために、建物の縁および床面から数m以上離して設置する必要があります。

Q6.日射計の設置場所の選定?

四季を通じて日の出から日没まで直達日射を遮ったり、強い反射光の影響を与えたり、また、広く天空を覆ったりする建物、アンテナ、煙の発生源等のない露場や屋上に設置するように地上気象観測指針で決められています。

理想的な条件が得られない場合は、できるだけこれに近づけ、日常の保守点検の容易さを考慮して設置します。

Q1.風程とは?

風速は単位時間に流れる大気の距離の大きさをいい、流れた大気の距離を風程といいます。

Q2.瞬間風速(風向)とは?
瞬間風速(風向)とは、ある時刻における風速(風向)をいいます。
Q3.平均風速(風向)とは?

一定時間内で平均した風速(風向)をいい、地上気象観測においては観測時前10分間の平均値をその時刻の観測値としています。

通常、単に風速(風向)と言った場合はこの平均値を意味します。

Q4.風向出力が540゜シフトの分け?
当社製品111-Tは、風向測定感部にポテンションメータを使用していますが、1個のポテンションメータでは、機構的に360゜〜0゜付近が不連続となります。また、アナログの記録計、指示器を使用する場合に360゜(0゜)、180゜で風向が急変し読み取りが困難になります。このような現象を防ぐために、当社では、180゜位相をずらせた2連のポテンションメータを使用し、0゜〜540゜まで連続して測定できる特殊な機構(540゜シフト方式)を採用しています。

Q1.雨量の単位は?

雨量(降水量)は、ある時間内に地表に達した降水の量をいい、水の深さmmで表します。

Q2.「転倒ます型雨量計」の測定原理

転倒ます型雨量計は、内径200mmの受水器と、ろ水器、2個の転倒ます、パルス発生のためのリ−ドスイッチなどで構成されています。

受水器に入った雨水は、転倒ますの片側に注がれ、転倒ますは溜まった雨水によって重心が支点の反対方向に移動して、降水量が0.5mmに達すると転倒して排水します。転倒と同時にリ−ドスイッチが働き、接続した電気回路に1個のパルスを発生し、続いて注がれる雨水は別のますに入ります。降雨が続く間、ますは降水量0.5mmごとに交互に転倒して、この回数だけパルスを発生します。このパルスの数を数えることで雨量の測定ができます。

Q3.「降雨強度計」の測定原理は?

降雨強度計は、転倒ます型雨量計と同じ直径20cmの受水器で受けた雨水を、内部に設けた受水筒のノズルから灯油層に滴下するようになっています。雨水をノズルから灯油層の中に滴下するとき、水滴一個ごとに光電スイッチが作動してパルスを発生します。一定時間内のパルスの数は、対応する降水量にほぼ比例するので、その記録から降雨の比較的細かな変化や強度を知ることができます。

観測は、1分周期でサンプリングを行い、観測時前5分間の平均値を求めます。

Q1.相対湿度とは?

相対湿度とは、空気の乾湿の程度を量的に表すもので、考えている空気(湿潤空気)の水蒸気圧eの、この空気の飽和水蒸気圧Eに対する比を百分率で表したものです。

Q2.露点温度とは?

露点温度とは、この湿潤空気を等圧的に冷却したときに、飽和に達したときの温度をいいます。

Q3.相対湿度から露点温度はもとめられる?

相対湿度とその空気の温度が分かれば、Q1の関係からその空気の水蒸気圧eを知ることができます。次に、Q2の関係からその空気の水蒸気圧が飽和水蒸気圧となる温度を求めると、その温度が求める露点温度になります。

Q1.気圧計の海面更正とは?

観測地点の異なる気圧の観測値を比較する場合には、同じ高度の値に換算する必要があります。日本では、東京湾の平均海面を高さの基準にして観測値を換算して用います。この換算値を海面更正といいます。

現地気圧にこの海面更正を施しますと、近隣の気象台の観測値と比較することができますので、お手持ちの気圧計の動作確認やおおよその精度確認等に利用することができます。


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